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【検証:】特別リポート附録/井笠鉄道“破綻”経過録/行政の対応


井笠鉄道バス路線廃止対策会議

構成

  • 岡山県笠岡市(会長)・井原市・浅口市・倉敷市・里庄町・矢掛町、広島県福山市(副会長)
  • 岡山県(副会長)・広島県
  • 中国運輸局

第1回(2012/10/14)

  • 岡山県県民生活部長、中国運輸局岡山運輸支局長ら11人が出席
    • 笠岡市長が会長、福山市長、岡山県県民生活部長が副会長に
      • 会長『井笠鉄道は主要路線について中国バスに継続を要請しており、市民の交通手段を守るため、対策会議としてもお願いしたい』〔山陽〕
  • 現在の路線バス運行状況報告、15日朝までに各市町の要望をとりまとめへ
    • 倉敷市:市内3系統あり代替手段を準備
    • 笠岡市:減便・廃止は止むを得ないが、笠岡~井原・笠岡~矢掛、通学路線は存置
    • 井原市:市内循環バスは北振バスと協議中
    • 浅口市・里庄町:寄島~里庄を自治体運行、コミバス代替も(両備の路線延長を想定?)
    • 福山市:重複路線の整理と必要最小限の路線維持
  • 11月以降の路線運行を中国バスに依頼することを決定→10/15に依頼書提出

第2回(2012/10/17)

  • 路線バス71路線中18路線廃止、21路線減便、32路線現状維持を決定
    • 距離ベースでは現行の半分程度に
    • 代替運行経費は自治体負担
    • 新ダイヤは各自治体のホームページ等で利用者周知方針
      • 『デマンドタクシーなども考慮して新たな地域公共交通を目指す』(笠岡市)
        『廃止路線なし』(井原市)
        『並行して運行する井原鉄道を利用してもらう』(倉敷市、矢掛町)
        『ほぼ交通空白地域はない』『重複路線を中心に効率化を図る』(福山市)

  • 沿線15校→対策会議に未使用分定期の損害をできるだけ少なくするよう対策要望〔讀賣〕
    11月以降の有期定期は通学435枚・通勤58枚〔中国〕

第3回(2012/10/24)

  • 無効となる通学定期券買い直しの際に、残存期間に応じて半額を各市町村負担とする方針決定
    • 詳細については今後調整、通勤定期については対象外
    • 笠岡市長「バス運行の廃止を前提に定期券を購入した学生はいないことを行政としても考慮すべきで2分の1の支援を決めた」〔NHK〕
      井原市長「今回は不測の事態。ぜひとも実施すべきだ。教育を受けるための通学手段を保障することも自治体の責務」〔中国〕
  • 国に対し11/26にも支援策を要望へ
    →10/26に石井岡山県知事、三島笠岡市長(対策会議会長)、滝本井原市長、栗山浅口市長らが羽田国交省と面会し要望書提出

首長コメント

石井正弘
岡山県知事
『年間延べ200万人超の利用があることを考えると、公共性の高いバス事業者の対応として甚だ遺憾。国や関係市町と連携しながら今後の対応策を協議したい』〔日経〕
<以下10/15定例会見
『話が唐突だったので、まずは3月までの対策に専念する。4月以降については、バス事業者の意向が一番大切だ。バス事業者と市町の協議、調整の中で県としても基幹的なバス路線に対する責任を認識しながら考えていく』『運行を継続する路線も決まっていく。必要な路線を関係市町に選定してもらい、当面の運行を依頼するバス事業者と協議した上で、国、市町と連携しながらできる限りの支援をしていく』〔山陽〕
『中山間地での交通手段の維持と確保は県の責務だと認識している。県として財政のことも含めてできるだけのことを考えていきたい』『(4月以降については)路線の維持確保を求めていきたいが、バス事業者の負担が巨額になるため、ある程度の路線の絞り込みはやむを得ないと感じている。まずはバス事業者の対応を見守っていきたい』〔NHK〕
湯崎英彦
広島県知事
『県民の生活交通への影響をできるだけ少なくするよう、国や岡山県、福山市など関係市町と連携して対応したい』〔讀賣〕
<以下10/16定例会見
『県としても、これまで井笠鉄道に対し、年間およそ2000万円の補助を行ってきた。会社が厳しい状況にあることは把握していたが、バス路線の全面廃止という事態は唐突感がある』『福山市の意向も踏まえて、県としてどういう支援ができるか考えていきたい』〔NHK〕
『必要なものは維持していこうということでありますから、それはしっかり維持したいと思ってます。ただ、交通の状況とか、需要の状況は変化していきますので、そこは不断の見直しをしながら進めたい』〔RCC〕
笠岡市
(三島紀元市長)
『関係自治体と対応策を協議して、主要路線の維持へ検討を進めていきたい』〔山陽〕『最低でも児童生徒が通学に利用する路線は維持したい』〔中国〕
井原市
(滝本豊文市長)
『市民生活に影響を来すことは何としても避けたい』〔山陽〕
福山市
(羽田皓市長)
『利用促進に取り組んできたのに大変残念。出来る限り市民活動に混乱を招かないようにしたい』〔讀賣〕
『大変残念で、市民生活への影響を懸念している。関係市町と連携し、対応策を検討する』〔朝日〕

各自治体の動き

笠岡市

  • 10/15 企画対策課に「バス対策本部」を立ち上げ 市議会全員協議会で報告
  • 10/24 市議会全員協議会で負担額概算4300万円と報告、12月定例市議会で提出へ
  • 11/15 市議会環境福祉委員会で福祉バス(社会福祉団体を対象とした研修会や視察などの貸切運行)運行状況を報告

井原市

  • 10/13 相談窓口設置
  • 10/24 臨時市議会で一般会計補正予算案可決、井原バスセンターの土地建物購入費2751万円、中国バスへの補助金1410万円など
    市内の通学定期券所持者は198人分748万円相当、通勤定期は3人

浅口市・里庄町・矢掛町:議会に報告

福山市

  • 10/20・/21 3ヶ所で自治会長に対する説明会開催

補助金支給(見通)状況

 破綻前破綻後
岡山県1600万円
福山市年間2500万円5ヶ月5000万円

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Last-modified: 2012-11-21 (水) 06:54:45
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